4才のクーク。
赤ちゃんには恵まれませんでしたが、
授かっていれば産まれていただろう日と、
ほぼ同じくらいの時期に、
クークの兄弟のライト君の
赤ちゃんが産まれているよ、
と教えていただき、
見せてもらいに行きました。
出来る事なら、
クークに子犬を見てもらい、
連れて帰るコを決められればいいなあ、
と無理な事を考えながらも、
やはりそういう訳にはいかないので、
クークは車の中で待っててもらいました。
クークとの出会いがそうだったように、
我が家に来てもらうかどうかは、
子犬に決めてもらうつもりでした。
昔の私なら「この子に決めた」と、
自分が子犬を選んでいましたが、
クークと会ってからは
考えが変わったのです。
パピーたちのお母さん、あじゃりちゃんの
オーナーさんのお話を伺いながら、
私と主人はただじっと座って、
子犬を見ていました。
生後40日のパピーちゃん達はみんな、
判で押したように可愛い顔をしていて、
思い思いに遊んでいましたが、
クークの匂いが染みついている私に、
1頭の女の子が猛アピールをしてきました。
お尻と尻尾をフリフリしながら、
膝の上に乗って来ます。
私のカバンの持ち手をカプカプし、
手を舐めに来ます。
他の子たちも挨拶には来てくれますが、
すぐまた遊びに戻ります。
そして、兄弟たちが遊び疲れて、
行き倒れる様に次々と眠ってしまっても、
その女の子はご機嫌でずっと、
私の膝で遊んでいました。
主人の手を2、3度甘噛みしまたが、
私の手を噛む事は一度も
ありませんでした。
子犬が、生後2カ月も後半に入った頃
お迎えに行きました。
初めてクークの姿を見たじゅには、
びっくりしたのでしょう
「きゃお~~~~~~~~ん」
と、大きな大きな声で鳴きました。
小さなバリケンに入って、
小さな車にクークと一緒に乗り、
家に着いた頃には、まるで
「ただいま~」とでも言うように
大はしゃぎでした。
最初こそクークも一緒に
はしゃいでいましたが、
タフでパワフルな姪っ子に疲れたようで、
耳を伏せ、ヨダレを垂らし出しました。
じゅにのお父さん。
クークと同胎のライト君、1才の時の写真です。
兄妹よく似ているので、
ドッグショーに出るライト君の応援に行くと
「ライトのミニチュアが来た」と
オーナーさんに撫でてもらうクーク。
美味しいオヤツもいただいていました。
クークも私もお世話になりっぱなしです。
かっこいいライト君は、
チャンピオンの中のチャンピオン、
インターナショナルチャンピオンになりました。
写真は2014年、1才7か月の時のものです。