日に一度は
「ヒッッッ!」という、声とは言えない
悲鳴が聞こえます。
加減を知らない子犬の仕業です。
アキレス辺りをカブリ、
首をカブリ、
耳をカブリます。
じゅには、私には甘噛みをしません。
突進して来る事もありません。
クークが全てを引き受けて
くれているのでしょうか。
家の中ではリードを使い、出来るだけ
クークに近付けないようにしていますが、
外で遊ばせる時は違います。
ここぞとばかりにクークに襲いかかります。
クークが「少しくらいなら遊んであげる」と
相手をする時以外は、
私が「おもちゃ」で、じゅにの気を引きます。
じゅには楽しく、
クークは平穏に、
ストレスを少しでも減らして
お互いが過ごせるように、
と思っています。
ごはんを食べるとテンションが上がる
じゅに。
胃捻転などが怖いので、
ハウスで安静にしてもらいます。
小一時間後「プ~プ~」という声が
ハウスから聞こえてきました。
「外に出て遊びたいなあ」と
じゅにが言っているのかと、
パン!と手を一度鳴らし
「まだ」と言った、その時です。
クークがゆっくりと、
私の横を行ったり来たりしました。
私に何か伝えたい時、
クークは決まってそうするのです。
「あ、お水かもしれない」
案の定、じゅにはお水をガブガブと飲み、
外に出ておしっこもしました。
じゅにが「プ~」と鳴くと、
そっと様子を見に行くクークですが、
大したことでなければそのまま戻って来て、
お気に入りのクッションに寝なおします。
じゅにがお漏らしをした時も教えてくれます。