犬が飛びつくのは、自分のほうがえらいよ
というアピールだ、と言われています。
その事を差し引いて考えたとしても
大きくなる犬、力のある犬に飛びつき癖があるのは危険です。
子供さんや年配のかたに飛びついてしまうと、
骨折してしまったりという事故になる可能性が高くなります。
犬に飛びつかれてごっつんこ!して
口の中が切れたり、歯が折れたという話も聞きました。
「よちよち歩きだからおとなしくしていよう」とか
「足が痛そうだから飛びつかないでおこう」なんて
犬が考えてくれれば嬉しいのですが。
飛びつきが癖になると、ターゲットの人間が横を向いて話をしていようが、
後ろを向いて用事していようが、一向にお構いなしで飛びつきます。
クークがうちに来たての頃、おしっこをしては踏み、
うんちをしては踏み、その足で飛びついてきました。
必ず踏み、飛びついて来るのです。
被害は最小限にしたいので、まず飛びつくのを止めさせる事にしたのです。
犬が近づいて来たら、どの辺りで立ち上がるかを見ます。
自分から30センチ前で立ち上がって飛びつくのだとしたら、
32センチ前に来た時点で「すわれ」
(おすわり)と言います。
座れば褒めて、おやつ(ドッグフードでOK)をあげます。
立ち上がる前に「すわれ」。
これを飛びつかなくなるまで続けます。
絵の犬がドーベルマンに見えないのは気にしないで下さい。
クークはこの方法で、飛びつかなくなりました。
隙を見て飛びつかれてしまった時は、
「痛い!」と大きな声を出し、5分無視です。
5分間は目を合わせない、名前を呼ばない、
話しかけない、を徹底します。
家族にも徹底してもらいます。
そうする事で、驚くほど早く飛びつきを止めさせられました。