外のポストから持ってきた新聞を、
玄関の下駄箱の横に置いておきます。
毎日ではないのですが、
クークに「新聞持って来て」と言うと、
新聞をくわえて持って来てくれます。
言う前に持って来てくれる時もありますが、
そんな時は一段と鼻が膨らんでいます。
褒めて欲しい時や、
相手をして欲しい時です。
じゅにには、新聞を持って来るようには
教えていませんでした。
いつもクークの後をついて歩くので、
そのうちに覚えるかもしれない、と
思っていたのです。
3カ月ほど前に
「じゅに、新聞を持って来て」
と言ってみました。
じゅには嬉しそうに玄関へ
走って行きましたが、なぜだか
新聞はくわえません。
鼻で新聞に、ほんのちょっとタッチして、
ウロウロしてから居間に戻ります。
ひょっとすると、怖いと思ってるのかな?
家の中で、じゅにに「ダメ」だという事を
伝えるのに、新聞を使っていました。
たとえば、
椅子の足をかじろうとすると、
新聞紙でバンバン!と椅子を叩いたのです。
それもパピーの頃の話で、1才になった今
家ではもう新聞紙の出る幕はありません。
お出かけした時には、
新聞紙を持ってくれば良かった!
と思う事は度々ありますが。。
そして先月、また
「新聞を持って来て」と
じゅにに言ってみました。
じゅにの目が、キラキラ~っと光り、
玄関へ走って行きます。
新聞をくわえて戻って来ました。
鼻をぷ~っと膨らませて、
それはもう、自慢げに。
「えらいね~じゅに!新聞持って来たね~」
何度も褒めて、
ちょっと特別なオヤツをあげました。
じゅにの鼻は膨らみっぱなし、
歯をむき出して笑いながら、くねくね、
高速で尻尾ピコピコ、前足で床をバンバン、
嬉しくてたまらなかったようです。