主人や娘が居る時には、
クークとじゅにはウガウガと遊んだり、
おもちゃをくわえてウロウロして
遊んだりしますが、抗がん剤治療中で
あまり動けない私だけになると、
すぐそばでずっと寝ています。
この写真は、夏のお散歩のあと、
ケーキに付いてくる保冷剤を首に巻き、
眠りに落ちてしまったクーク。
初めての抗がん剤投与から
二週間ほどたったころ、
私の髪の毛がはらはらと抜け出しました。
先生や看護婦さんからも聞いていましたし、
病院でもらった冊子にも書いてあったので、
髪が抜ける事に対しての悲しさよりも、
どんなふうに抜けていくんだろう、
という好奇心が勝っていました。
そっと触れただけで、
髪がたくさん手に付いてきます。
それはまるで、換毛期の柴犬のよう。
シャワーを浴びると、
お湯と一緒に髪が流れていきます。
この時に髪の90%が無くなりました。
シャワー後、
床に落ちている髪の毛の塊を
しゃがんで拾っている私の頬に、
温かいものが触れました。
クークが私の横に立ち、
そっと頬をくっつけていたのです。
私が何をしているのか、
ただ見に来ただけなのかもしれません。
狭い場所なので、顔がくっついただけ
なのかもしれません。
10秒くらいの間でしたが
その時、いつもの何倍も
クークの温かさが伝わってきました。
留守番中のワンコがどうしているのか
覗いてみたいと思いませんか?