4才のクークと旅に出た
時のお話です。
大型犬OKのロッジに二泊しました。
クークのバリケンを積めない車なので、
以前に弟からもらった
折り畳みのクレートを持って行きましたが、
少し窮屈そうだったので急遽、
ロッジのテーブルに、念のためにと持参した
連結出来る寝袋をかぶせて
簡易ハウスとしました。
「ここがハウス」と言うと、
クークは中に入って休みました。
お泊りなど、まあ無い事なので、
心配しましたが「おやすみ」と、
私達が二階に上がっても静かに休んでいました。
しかし、そのあと、
外の風の音や、枯葉のカサカサという音、
木のミシミシという音で怖くなった私は、
消していた電気を点けても眠れませんでした。
主人にお願いして、テーブルのハウスを
持って上がってもらい、クークを呼びました。
右隣に主人が、左隣にはクークが居るので
私はようやく眠ることが出来たのです。
「今日もここがお家よ」とクークに言って、
朝、ロッジを出ました。
そして夜になり、車で帰る時です。
ロッジが近くなるとクークは
「ワフワフ」と興奮しだしました。
これはいつも車で、
家が近付くとしている事です。
クークの柔軟さに驚きました。
家では一階にあるハウスで寝ているクーク。
二階に上げた事は一度もありません。
旅も終わり、
家に帰った時に、一緒に寝ようと
階段を上がってこないかしらと
少し心配になりましたが、帰宅後は
いつものクークでした。