ちょうど一年前のこと。
犬の散歩と、最低限のお買い物以外は
外に出ない私ですが、
一大決心の末、主人と4才のクークと
片道12時間の車の旅に出ました。
仕事を終えて帰って来た
主人が、一人で運転します。
疲れて居眠りをしてしまうんじゃないかと、
私はヒヤヒヤしましたが、
クークが助けてくれました。
鼻が曲がりそうな
ニオイを発してくれたのです。
「くさーーーーい」
ニオイに耐え切れず、車の窓を開けます。
冷たい風が入ってきます。
約11時間ものあいだ、
車を走らせている間中、2~30分に一回、
クークはおならをしたんです。
道中、サービスエリアで食事を取ったり、
トイレに行って車に戻った時には
臭っていません。
主人が運転している時だけ、
ニオイを発するのです。
もちろんクークはお腹もこわしていません。
眠くなりそう→クサイ→窓を開ける
→寒くて目が覚める。
親孝行なコです。
「くさいくさい」と言いながら、
居眠りをすることなく、
無事目的地に着けたのです。
「ここは必ず混むよ」
と教えてもらっていた所も、
止まることなく通過でき、
雪が心配されていた所にも、
私達が通る時には降らなかったのです。
雪道に慣れていないので、
本当に助かりました。
偶然が重なっただけかもしれませんが、
ほぼノンストップで往復出来たのです。
帰りの12時間は、
主人もしっかり寝てからの
運転だったので、
車中にニオイが充満したのは
一度きりでした。
それも、家が近付いた所で
小さな渋滞に車が止まった時です。
「ドーベルマンてすごいね」
と、今でも時々話題に上り、
主人と笑っています。