ストップ ハチ子ちゃん  ―自由ってステキ―  続き

首輪が外れ、おやつの誘いにも

乗らないハチ子。

捕まりたくないので、私とクークの

半径5m以内には入って来ませんが、

こちらを見ながら右に左に、

ご機嫌ではしゃいでいます。

「追いかけっこしよう、私捕まらないから」

「クークおいでよ、楽しいよ、えへへ~」

ハチ子がそう言っているように見えます。

 

「今晩は赤犬の鍋がいいかしらね」

そう思いながら、無視を決め込んで

川沿いの遊歩道を早足で、

奥まった公園へ向かいます。

クークも心配そうに、ハチ子のほうを

振り向き振り向き、歩きます。

少し離れて、小躍りするように

ついて来るハチ子。

 

2015-3-17(2)

 

さて、奥まった公園に着きました。

いつもの様にロングリードにつなぎ替えた

クークと、さも楽しそうに遊び始めます。

「ハチ子が公園の外には出ませんように」

少しドキドキしている事を

感付かれないよう、遊びます。

 

クークと遊んでいると案の定、

ハチ子が寄って来ます。

「楽しそう!何してるの?」

が、ここで焦ってはいけません。

相手はすばしっこい柴犬です。

ましてや、首輪すらもついていない、

掴まえる所のない柴犬なのです。

足元まで来ても無視します。

 

クークと遊びながら、少しずつ、

絶好の場所に追い込むことが出来ました。

背丈の低い、よく茂った木のすぐ後ろは

壁になっています。

 

挟み撃ち-350

 

クークと目が合います。

私は無言で、植え込みの左側を

人差し指で指しました。

「はさみうち」にしようと思ったのです。

 

挟み撃ち2-350

 

そして

「捕まえて!」

の合図で、私は木の右側から通せんぼ。

クークは左側から回り込み、ハチ子を

二本の前足で押さえ込んで、

無事「確保」となりました。

 

ハチ子確保-350

 

映画やドラマで観る場面を真似た様で、

今でも笑ってしまいそうなのですが、

この時は大真面目でした。

車道に出られたら大変!

このチャンスを逃すわけには

いかなかったのです。

 

もちろん、

こんな練習などした事はありません。

ここぞという時に、

こちらの意図を読み取り、

自分は何をするべきなのか

理解出来るドーベルマンに、

拍手を贈ります。

 

後日、

首輪をしっかり締めなおされ、

念のために、ハチ子の嫌いな

ハーネスまで装着されて、

お散歩に出かける事になりました。

 

2015-11-10(2)

 

このブログで紹介したエピソードを見ると、

ハチ子はやんちゃで怖い犬みたいですが、

とても可愛い、良い子です。

 

2012-11-19(2)

 

3カ月のハチ子。

 

2012-11-19

 

2013-6-13(2)

 

これは生後10カ月。

柴犬は、模様が変わる時期があるとか。

両津さん時代の写真です。
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