恐怖期

字を見るだけでドキドキしそうです。

私が勉強不足だったせいで、

クークの恐怖期はとっくに過ぎてしまっていました。

 

お散歩デビューの頃から、

1才くらいまでの間に「恐怖期」というものがあり、

この期間に怖い思いをすると、トラウマとなって

一生引きずってしまう犬もいるそうです。

 

たとえば、

ご機嫌でお散歩中に、突然よその犬に襲われたりすると、

お散歩自体が怖くなったり、犬恐怖症になったり、

襲ってきた犬と同じ犬種を怖がるようになったりするのです。

逆に 攻撃的になる場合もあり、

必要以上に激しく吠えるようになったり、そして  

自分から襲いかかるようになってしまう犬もいるようです。

 

人から暴力を受けても同じ様に、

トラウマとして残るのでしょう。

 

「恐怖期」

どうすればいいのでしょうか?

 

2014-6-12

 

最初に考えられるのは、

やたらと他の犬に近付けない

ようにする事ではないでしょうか。

 

初対面の犬はもちろんですが、

すでにお友達になっている犬でも

反抗期を迎えていたりと、

以前とは変わっているかもしれません。

 

 

さて、

お散歩中に出会った犬がいます。

相手の飼い主さんも犬も、こちらが気になっている様子です。

「こんにちは」と挨拶をしてみます。

すると、にっこりとして挨拶を返してもらいました。

「近付いてもかいませんか?」と聞いてみます。

「大丈夫ですよ」とお返事がありました。

相手の犬も尻尾を振っています。

 

よくある場面ですが、まずチェックです。

 

自分の犬の状態を見ます。

背中の毛が逆立っていないでしょうか。

首輪のすぐ下や、尻尾の付け根あたりの毛です。

ステゴザウルスのように、

首から尻尾まで一直線に毛が逆立つ時もあります。

 

そして

「ホフ!ホフ!ホフ!」という息づかいをしていないか。

字にするのは難しいのですが、

嬉しい時の「ハフハフ」ではなく、

警戒している時のものです。

家に知らない人が来たんじゃないか?!

の時の、吠える前の息づかいです。

 

今までクークが「ホフ!ホフ!」といった時は、

大抵 相手の犬も攻撃態勢でした。

 

2015-11-28

 

口元もチェックです。

鼻や口がヒクヒクと動いていませんか?

 

それから、尻尾。

よく勘違いしてしまうのですが、

嬉しい時にだけ動くものではないのです。

犬は、警戒したり、攻撃する時にも尻尾を振ります。

ブンブンと。

 

ご自分の犬が喜んでいるのか、怒っているのかが

判らない飼い主さんも結構多いように感じられます。

「うちの子は大丈夫ですよ」

を鵜呑みにするのは危険です。

 

以上の点をクリアし、近付く事にしてみます。

一直線にダダダ!と走り寄ってはいけません。

走り寄られた犬は恐怖を感じるみたいです。

相手の犬が「仲良くしたいなあ」と思っていても、

走り寄られた事で怖くなり、吠えられる事もあります。

ゆっくりと近付きます。

 

鼻先まで一気に行かずに、

どちらかの犬が咬みつこうとしても、

すぐに離れられる距離で一旦止まり、

再度、両方の犬の様子を見てみるのが安心です。

 

CA391461
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こういう出会いを何度も繰り返し、

少しづつ飼い主も犬も勉強していきます。

神経質になり過ぎるのは良くないと思いますが、

自分の犬を、被害犬にも加害犬にもしない為に、

よく犬を見る(観察する)事が大事ではないかなと思います。

決して「犬を避けましょう」ではなく、

犬を近付けても大丈夫なのか、

「よーく観察してからにしましょう」という事なのです。

観察力、記憶力の低い私は、今も勉強中です。

 

「向こうから来る犬とケンカにならないかしら?」

飼い主が不安になると、

リードを通して犬に伝わるのだとか。

そうすると、吠えてしまったり、ケンカをしてしまったり。

近付いて良いものか、判断しかねた場合は

「こんにちは」と挨拶をして、

にこやかにお散歩を続けます。

 
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引っ張るワンちゃんに。
色も選べます。
サイズはよく確認して下さい。

 

 

 

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