公園で柴犬のハチ子と遊んでいた
時の事です。
ハチ子が「ナニカ」を見つけ、
くわえたまま唸っています。
「出せ」と言っても出さず、
首輪を捕まえると「ウウウ~」と歯をむき出します。
口のはしから出ている「ナニカ」を引っ張っても取れず、
暴れるハチ子は仰向けにしても、
口の中の物は死守しているのです。
クークは心配そうに周りをウロウロ。
そして、顔を覗き込んだクークに
ハチ子が「ガウガウ」と言うと、
クークは「ガルル」と返し、右前足でハチ子を押さえます。
ハチ子をおとなしくさせようとしている様に見えました。
左手でハチ子の首輪を掴み、
右手で口の中の「ナニカ」を取り出そうと
苦戦している私、それでも取られまいと頑張るハチ子。
クークは右前足だけでは足りないと判断、
鼻も使ってハチ子の動きを止めようとしましたが、
結局「ナニカ」はハチ子のお腹の中に消えてしまいました。
ドーベルマン、ここ!と云う時は頼りになります。
出過ぎない程度に助けてくれます。
それから後はクークもハチ子も、まるで何事も無かったように
お散歩を続けましたとさ。
食べ物なのかどうかも分からない「ナニカ」を
飲み込んだハチ子でしたが、お腹もこわさず無事でした。