それは、お散歩中のことでした。
いつものようにご機嫌でお家を出発して、
公園沿いの道を歩いていたのです。
そして、いつものように小鹿のごとく
跳ねながら移動をしているクークが、
突然消えました。
下を見ると、なんとそこには
深めの側溝に落ちたクークがいたのです。
私もですが、クークも驚いた顔をして、
自分で側溝から出てきたのですが、
左後ろ足を浮かしたまま地面に着けようとしません。
クークは静かに立ったまま、じっとしています。
だらんとした感じではなかったので、
「骨は折れていないようだけど、
捻挫したのかな?
さあ、どうして連れて帰ろうか」
そんな事を考えながら、
私もじっと立ったまま様子を見ていました。
すると、クークは歩きだしました。
何もなかったように。
その後もいつも通り遊んで帰り、
ほっとしました。
道を歩くときは、はしゃがずに歩きましょう。